■要約
現在のサービス経済では顧客インタフェース、つまり社員の優劣が勝敗を左右する。組織は、優秀な社員をたもつために、社員が継続して
学習できる環境を提供する必要がある。社員が幸せに働いている企業は、顧客に対しても大きな価値を提供できるのだ。また、会社は常に社会に対して何を提供すべきかを考え、会社の目的を
アップデートしていく必要がある。個人に目を向けると、今は会社内でのポジションではなく、社会にポジションを見出す必要がある。常に顧客や社会を意識し、なりたい自分を考えてやるべきことを見つけていかなければならない。転職するのも1つの道であろうが現状から逃げるような選択をしては成長はない。
■心に残ったフレーズ
・自分のポジションを会社の中に探すのではなく社会に探す
・会社の居心地良い場所にいると変化を嫌いあがらう。そもそも人間は学習する動物で変化に適応する能力を備えているにも関わらず・自分の力が発揮されてると感じる時には仕事が楽しい
・物事を考える時には楽しいか楽しくないかで考える・失敗してもいい。全勝の人生など味気ない
・自分の能力を発揮する場として最適のチームを求め、チームは試合に勝って業績をあげるために優秀な選手を必要とする
・結果は売上と顧客満足
・顧客満足の3つのレベル。安心、満足、感動。顧客の感動を生み出すには顧客の顧客を知らなければならない。
・会社にいなくても仕事ができる環境になったのだから、どうすれば仕事を効率的に行って生産性を上げられるかを個々の社員が考えるべきだろう
・働く動機は自己実現や自己成長。安定収入と雇用保証ではない
・社員の中長期的な
キャリア開発を
サポートする
システムとしてはコーチングシステムがある
・環境の変化にあわせて機敏に自らを変革することが今日の企業が生き残るための条件
・人間は学習する動物であり、学習に対して喜びや楽しみを見出だしながらさまざまなことを吸収する
・サービス経済では顧客インタフェース、つまり社員の優劣が勝敗を左右する
・社員が継続して学習できる環境でないと優秀な社員は逃げていく
・学習する組織は学習を奨励する人事系
プラットフォームと、情報
インフラとナレッジマネジメントを司る情報系プラットフォームで成り立つ
・どのような制度も白紙にして見直すことが欠かせない
・何かを選択する時に代替案を温存すると第三の選択肢が生まれてしまい、意図した変革ができない。決断とは何かを捨てることなのだ
・顧客が将来体験するであろう変化を我々が先にしておく。そうすれば顧客の不安を和らげることができる・今、顧客が求めているのは方法論の提示だけではなく、一緒に問題を解決することだ
・ゴールだけ指示して、後は本人の裁量に任せたほうが創造的な仕事ができる
・朝出かける時に、仕事をすることに前向きになっている時と、どうも気乗りしないときがある。前向きになっているときは必ず面白い仕事をしている時
・日本企業は海外に比べて、コストが高い。それは規制、過剰品質、二次三次請け負いの多重構造
・社員に優しくない会社は顧客にも優しくなれない
・企業は社会的使命を持つべき。そしてそれは常にアップデートされるべき
・企業の人材配置は、製品開発やマーケティング、企画など創造的仕事を行う領域、2つ目は顧客やサプライヤなどとリレーションシップを行う領域、3つ目は
経理などのインフラ。3つ目はITの発展で必要性が低下中
・大切なことはどうなるかではなく、どうしたいか
・これから先のリーダーは、強い意志力と良い意味でのいい加減さをあわせもっていなければならない。優等生では勤まらない
・負けは必ず起こる。ある程度は負けを許容して、そこから学ぶように発想を切り替えたほうがいい
・スピードは大きな競争力になる
・自分の能力を発揮してパフォーマンスを示す先として社内だけではなく、常に顧客や社会を意識することが大切
・環境を変えたら全てが変わるように思えるかもしれないが、環境というものは実際はそれほど違うわけではない。
・やりたいということは自分で決めること。転職したとしても自分でやりたいことを決められなければ同じである
・とにかくこの環境で5年頑張ると決めて、腹を括って頑張る。そうすれば自分が生まれ変わり、自分の周りの世界は完全に変わる
・自分は自分。人が何といおうと気にしないでよい。自分の現状を楽しみ、学べることを学べばよいのだ。
・自分を伸ばしたい、成長させたいとおもったら、「やるべきことは何か」を考えるようにするといい。成長するには、「やるべきことをやる」努力が必要で、できることだけをやっていてはなかなか成長しない。
そして、やるべきことは自分で考え見つけ出さなければならない。そのためには、自分が近い将来どのような
ビジネスパーソンでありたいか、どのような人間でありたいかを考える。
そして、未来の自分と現在の自分を見比べて、どうすれば未来の自分になれるのかを考える。そうすればやるべきことが見えてくる
・「自分がやるべきことはこれだと思っています」といつでも説明できることは、1つのアカウンタビリティ。今、自分がやるべきことを分かっている人は、周りから見ていて頼もしいものだ。
■感想
社会人はどうあるべきか、組織はどうあるべきかという観点で非常に
勉強になる本だと思います。私は、本書を個人の成長のためにはどうしたら良いかの知恵を借りる本として読みました。会社ではなくて、社会の中で自分をポジショニングするというのは非常に大切な視点だと思います。会社に依存していればよい時代は過ぎて、今後は自分の頭で考えて自分なりのビジョンを実現するために会社と協力するという考え方を持つ必要があると思います。会社に雇われているという意識は捨てなければいけないなという思いが強くなった気がします。
■自分の生活を振り返って
自分はまだまだ、会社に助けられて金を貰っているだけだなと思います。もし会社がつぶれたら、もし日本経済が破綻して、他の国で働かないといけなくなったら、と考えると生きていくだけの能力がないことは明白です。だからこそ今後は自分の目標をしっかりと持ち、10年後には少しは価値を創り出せる人間になっていたいと思います。