2009年01月29日

マリーシア

マリーシアという本を紹介します。



■要約
日本サッカーが世界で勝つためには戦術を磨く必要がある、技術力を高める必要がある、といったことは世間でよく言われている。しかし、それ以上にマリーシアの欠如が問題なのではないか。マリーシアとは怪我したふりをして時間を稼いだりする狡賢いプレーだけでなく、どうやったら試合に勝てるのかインテリジェンスを働かして柔軟に対応するという意味も含まれる。

■心に残ったフレーズ
・アルゼンチンのマリーシアは世界一。絶対に勝つんだという執念が尋常ではない
・マリーシアとは柔軟性を持った思考力をさす。マリーシアの核とはフットボーラのインテリジェンスをさす
・貧しい環境でサッカーで飯を食っていくという厳しい状態にあったからこそ南米の選手はマリーシアを覚える
・決められたことをこなすことは日本人の得意分野。しかし、監督の指示をそのまま実行していても試合には勝てない。選手が自分で考えてプレーしなければならない。
・勝負を決めるのは負けない気持ちである。
シュートを打てる場面で味方にパスするのは消極的である
・日本の選手は自分で仕掛けることを怖がっている
・日本の年長者を敬う文化は尊敬に値するが、サッカーをする上では先輩絶対主義はマイナスとなる

■学べること
日本チーム、日本の選手は柔軟性が足りない、勝つための闘志が足りない、と言われているがこれは日本社会にも当てはまる言葉だなと感じた。組織として決められることを守ることは、ルールを作りそれを守ることにかけては日本人は天下一品であるが、範疇を超えて創造的に動くことは苦手だというのはサッカーにとどまらない気がする。
その意味で本書の指摘は、サッカーはもちろん、われわれの生活に対して示唆を与えてくれている気がする。

■普段の自分の生活へ生かせること

私の毎日を考えると、ルールに縛られていることが非常に多い。自分は創造的なことをする能力があまり高くないのでなおさら、ルールというものを過剰に意識している部分が気がする。ルールに沿って正々堂々やるだけがよいわけではないということを意識して、上手く日常生活にマリーシアを取り込みたい・・・が難しそう・・・
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2009年01月07日

コーポレートファイナンス





■要約
投資家は、今後の企業活動と将来の利益還元を期待して、大切な資金を提供します。
投資家への利益還元は配当政策が決めるのではない。
コーポレートファイナンスで一番大切なことは、投資決定を誤らないということである。
企業は、適正な資本コストを用いた投資決定を行うことで、投資家の期待に答えることができる。

■心に残った部分
・利益が期待できる場合であっても、NPV(現在価値)がマイナスになることもある。
 その場合、投資は行わないと考える。
・業種によってビジネスリスクは異なるので、異なる業種を判定する時には、業種に見合った
資本コストを利用するべきである。
・EVAは、1期間のキャッシュフローから資本コストの額を控除した値である。
・NPVは、ビジネスが生み出す価値。原材料費、人件費、負債の元利、株主が期待するリターン、
すべてが考慮されている。NPVがプラスであるとは株主を含めたすべての利害関係者に支払うべきものを支払った後にお釣が
くるということになる。
・実物投資に関するオプションをリアルオプションと呼ぶ
・プロジェクトに投資するかを判断するマネージャには本来、計画を実行した後に様々なオプションがある。
計画が軌道に乗ってきたら投資規模を拡大するというオプションがあるし、計画がうまく進まない時には投資規模を縮小したり
撤退したりするオプションもある。リアル・オプション分析はこうした計画の柔軟性まで考慮した投資尺度。
・資本コストはビジネスリスクによって決まる。ビジネスリスクはキャッシュフロー変動によるリスク
・コーポレートファイナンスでは、負債利用の程度や負債比率のことをレバレッジと呼ぶ
・負債を多く抱えている企業は、リスクは高いが、ビジネスが好転した場合にはレバレッジがかかっている分だけ多く儲ける企業である
・負債の利用がもたらすリスクをファイナンシャルリスクと呼ぶ
住宅ローンが減税の対象になるように、企業の負債も減税の対象になる。正確に言うと負債の利息が法人税の課税対象から控除される。
・負債が減税効果があるとはいえ、企業はかどの負債利用を避ける。その理由はデフォルトコスト。ビジネス環境が悪化し、
 キャッシュフローが落ち込むと、多額の負債を持つ企業は、元本や利息の支払いが滞るリスクに直面する。
・デフォルトコストと減税効果を最適化させる負債比率を最適資本構成と呼ぶ。
・企業の資金調達方法は、大きく外部調達と内部調達に分けられる。外部資金調達は、負債調達(Debt Finance)と、
株式発行を伴うエクイティ・ファイナンス(Equity Finance)に分類可能。内部調達は、残余利益を株主に配当せずに
来期以降の企業活動に生かす。
・現金配当とは、企業活動の成果を現金で株主に支払うこと。
・プロジェクトを素早く実施するためには、時間がかかる外部調達よりもすぐに資金を使える内部調達を用いて即座に実施したほうが
機会損失を防ぐことが可能となる。
・外部資金調達のコスト、債権や株式を発行すると証券会社へ払うコストとそれにともなう時間がかかってしまう。
・税金を考慮すると、株主が受け取るのは、税引き後の配当であり、税引き後の株式売却額です。配当課税とキャピタルゲイン
(株式売却益)課税が異なれば、配当政策によって税引き後の受け取り額もことなる。

■感想
コーポレートファイナンスの基礎を理解するための入門書として非常にわかりやすい本だと思う。
個人的には、資本コストという概念をほとんど持っていなかったので勉強になった。
資金を得るためには、それ相応のコストがかかり、そのコストを考えに入れた上で収益を算出しないと
経営が上手くいかないということを学べた。
また、コーポレートファイナンスを深く理解するためには数学的な力を養わなければいけないと痛感した。

■自分の生活を振り返って
今の業務では資金を扱うことはないが、自分が担当するプロジェクトがどれだけの利益をあげているのか、
それに対して投資する価値があるのかということを考えることは今後のキャリアにつながると思う。
投資家が企業に投資するのと同様に、企業内部でも数あるプロジェクトの中からgo or not goを
決定する際には、ファイナンスの知識が生きると思う。
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2008年12月25日

国際派プロフェッショナルのすすめ



■要約
圧倒的知識を持ち自分の仕事にパッションとプライドを持ち、個人で勝負する国際プロフェッショナルが今の時代求められている。プロフェッショナルの仕事では今の仕事でどれだけ成果を出すかが勝負となり、常に知識をupdateしていくことが求められる。プロフェッショナルは地道に努力するし、簡単にはあきらめない。常にもっと良い答えがあるだろうと探し続け、それをみつけるのは自分だという強い気持ちを持つ人たちだ。「こうしたい、こうなりたい」という目標を持ち、その夢を実現するために怖気づかずに国際的なフィールドに飛び出して活動を続ければ国際プロフェッショナルへの道が見えてくる。

■心に残ったフレーズ
・高い山にチャレンジして失敗してもいい。失敗してもチャレンジしたことが評価されるのがプロフェッショナルの世界
・武器があると強い。面白いイベントに関われる
・国際派プロフェッショナルになるメリットはネットワークが桁違いに広がる
・日本には官僚とサラリーマンしかいない
・プロは常に自分の価値を更に高める努力をしないとすぐに不要な人材とみなされる
・多くの人と交わり人は成長していく
・20代までは、将来の基盤となる知識を学ぶとともに、多様な価値観や人に触れ、自分の可能性・価値観を広げ人生の目標を模索することに最大の重点を置くべき
・小さな失敗をたくさんするメリットは自分自身でリカバーするコツを体で覚えられること。
・大体30歳くらいで方向性を定め、それから仕事や会社を決める。そういう生き方もあると考えたほうがよい
・プロフェッショナルは会社を選ぶのではなく仕事を選ぶ
・素晴らしい人に出会ったら積極的に自分からコンタクトをとるべき。自分の名前でコンタクトできる人をたくさんもてるよう努力することが大事。
・小さいことでもいいから、自分の責任で全てを仕切り、ちゃんと結果をだすというのはとても大事なこと
・当初予想していた自分の能力や技術が、プロフェッショナルとして続けていくレベルにないと自覚できることもある。そういうときは、あきらめることも一つの手だが、発想の転換をして自分の特色やユニークさを活かして 別の形でプロフェッショナルを目指すことができるのかを考えることだ。
・長いスパンで人生を考えたほうがよい。短期的には、子育てと仕事がバッティングしているように感じることもあるが、そういうときは子育てを優先させてもよいのではないか。
・日本人は歴史観が欠如している。歴史上の出来事から現在の問題をみつめ国際動向の背景をしり、それから将来を見通すことによって現状を考えるヒントになる。
・夢や目標には日付をいれたほうがよい。そうすることで、思っていることが本当に実行できる事柄となる。
・何かに取り組む時にはexitプランを作っておいたほうがいい。「こういうレベルまで頑張ったらあきらめる」という見切りの基準を作るのだ
・ある分野の人に話を聞いて、必要な時だけ話を聞いてあとは放っておくというのはやってはいけないこと。プロジェクトが終わった後もお礼し且つ、その結果がどのようになったのかを報告するまでやるべきなのだ
・好きなこと、自分がコミットしたことをやっているときはいくら仕事をしていても疲れないということを知った

■感想
視野の広い話がたくさん書いてあり参考になる本であった。コンサル系の本によくある思考方法だけでなく、「子育ての時にどうするか」、「人との人脈を上手く作る」といった実用的なアドバイスがあり、勉強になる。プロフェッショナルとして生きていくのは、非常に大変であるが、組織にコントロールされず自分らしく生きていくことができると思う。今後は、このような考え方を持たないと、通用しなくなるのだろうなと感じました。

■自分の生活を振り返って
本書に書かれている示唆は自分の生活にすぐ反映できることが多いと感じた。例えば、「失敗を恐れず挑戦すること」、「優れたメンターを探してコンタクトすること」、「自分が何の分野でプロフェッショナルになりたいかを考えること」といった示唆は今日からでも実践すべきことだなと感じた。「・好きなこと、自分がコミットしたことをやっているときはいくら仕事をしていても疲れない」という言葉を信じて自分も努力しようと思います。
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2008年12月22日

プロフェッショなリズムの覚醒




■要約

現在のサービス経済では顧客インタフェース、つまり社員の優劣が勝敗を左右する。組織は、優秀な社員をたもつために、社員が継続して学習できる環境を提供する必要がある。社員が幸せに働いている企業は、顧客に対しても大きな価値を提供できるのだ。また、会社は常に社会に対して何を提供すべきかを考え、会社の目的をアップデートしていく必要がある。個人に目を向けると、今は会社内でのポジションではなく、社会にポジションを見出す必要がある。常に顧客や社会を意識し、なりたい自分を考えてやるべきことを見つけていかなければならない。転職するのも1つの道であろうが現状から逃げるような選択をしては成長はない。

■心に残ったフレーズ

・自分のポジションを会社の中に探すのではなく社会に探す
・会社の居心地良い場所にいると変化を嫌いあがらう。そもそも人間は学習する動物で変化に適応する能力を備えているにも関わらず・自分の力が発揮されてると感じる時には仕事が楽しい
・物事を考える時には楽しいか楽しくないかで考える・失敗してもいい。全勝の人生など味気ない
・自分の能力を発揮する場として最適のチームを求め、チームは試合に勝って業績をあげるために優秀な選手を必要とする
・結果は売上と顧客満足
・顧客満足の3つのレベル。安心、満足、感動。顧客の感動を生み出すには顧客の顧客を知らなければならない。
・会社にいなくても仕事ができる環境になったのだから、どうすれば仕事を効率的に行って生産性を上げられるかを個々の社員が考えるべきだろう
・働く動機は自己実現や自己成長。安定収入と雇用保証ではない
・社員の中長期的なキャリア開発をサポートするシステムとしてはコーチングシステムがある
・環境の変化にあわせて機敏に自らを変革することが今日の企業が生き残るための条件
・人間は学習する動物であり、学習に対して喜びや楽しみを見出だしながらさまざまなことを吸収する
・サービス経済では顧客インタフェース、つまり社員の優劣が勝敗を左右する
・社員が継続して学習できる環境でないと優秀な社員は逃げていく
・学習する組織は学習を奨励する人事系プラットフォームと、情報インフラとナレッジマネジメントを司る情報系プラットフォームで成り立つ
・どのような制度も白紙にして見直すことが欠かせない
・何かを選択する時に代替案を温存すると第三の選択肢が生まれてしまい、意図した変革ができない。決断とは何かを捨てることなのだ
・顧客が将来体験するであろう変化を我々が先にしておく。そうすれば顧客の不安を和らげることができる・今、顧客が求めているのは方法論の提示だけではなく、一緒に問題を解決することだ
・ゴールだけ指示して、後は本人の裁量に任せたほうが創造的な仕事ができる
・朝出かける時に、仕事をすることに前向きになっている時と、どうも気乗りしないときがある。前向きになっているときは必ず面白い仕事をしている時
・日本企業は海外に比べて、コストが高い。それは規制、過剰品質、二次三次請け負いの多重構造
・社員に優しくない会社は顧客にも優しくなれない
・企業は社会的使命を持つべき。そしてそれは常にアップデートされるべき
・企業の人材配置は、製品開発やマーケティング、企画など創造的仕事を行う領域、2つ目は顧客やサプライヤなどとリレーションシップを行う領域、3つ目は経理などのインフラ。3つ目はITの発展で必要性が低下中
・大切なことはどうなるかではなく、どうしたいか
・これから先のリーダーは、強い意志力と良い意味でのいい加減さをあわせもっていなければならない。優等生では勤まらない
・負けは必ず起こる。ある程度は負けを許容して、そこから学ぶように発想を切り替えたほうがいい
・スピードは大きな競争力になる
・自分の能力を発揮してパフォーマンスを示す先として社内だけではなく、常に顧客や社会を意識することが大切
・環境を変えたら全てが変わるように思えるかもしれないが、環境というものは実際はそれほど違うわけではない。
・やりたいということは自分で決めること。転職したとしても自分でやりたいことを決められなければ同じである
・とにかくこの環境で5年頑張ると決めて、腹を括って頑張る。そうすれば自分が生まれ変わり、自分の周りの世界は完全に変わる
・自分は自分。人が何といおうと気にしないでよい。自分の現状を楽しみ、学べることを学べばよいのだ。
・自分を伸ばしたい、成長させたいとおもったら、「やるべきことは何か」を考えるようにするといい。成長するには、「やるべきことをやる」努力が必要で、できることだけをやっていてはなかなか成長しない。
 そして、やるべきことは自分で考え見つけ出さなければならない。そのためには、自分が近い将来どのようなビジネスパーソンでありたいか、どのような人間でありたいかを考える。
 そして、未来の自分と現在の自分を見比べて、どうすれば未来の自分になれるのかを考える。そうすればやるべきことが見えてくる
・「自分がやるべきことはこれだと思っています」といつでも説明できることは、1つのアカウンタビリティ。今、自分がやるべきことを分かっている人は、周りから見ていて頼もしいものだ。

■感想

社会人はどうあるべきか、組織はどうあるべきかという観点で非常に勉強になる本だと思います。私は、本書を個人の成長のためにはどうしたら良いかの知恵を借りる本として読みました。会社ではなくて、社会の中で自分をポジショニングするというのは非常に大切な視点だと思います。会社に依存していればよい時代は過ぎて、今後は自分の頭で考えて自分なりのビジョンを実現するために会社と協力するという考え方を持つ必要があると思います。会社に雇われているという意識は捨てなければいけないなという思いが強くなった気がします。

■自分の生活を振り返って

自分はまだまだ、会社に助けられて金を貰っているだけだなと思います。もし会社がつぶれたら、もし日本経済が破綻して、他の国で働かないといけなくなったら、と考えると生きていくだけの能力がないことは明白です。だからこそ今後は自分の目標をしっかりと持ち、10年後には少しは価値を創り出せる人間になっていたいと思います。
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2008年12月09日

4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する

今日は、「4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する」という本を紹介します。



■書評(要約)

欧州のサッカーは、ブラジルを倒すために戦術を発展させてきた。日本は欧州の真似をしても上手くいかないとよく言われるが、実際には欧州の真似もできていないのが現状である。欧州の戦術の本質を理解せずに、守備的な布陣を敷いているのだ。日本は強者の国ではないのだから、欧州と同じく戦術で勝たなければ個人技が勝る競合国を倒すことは難しいであろう。現在、欧州サッカー最先端を行っている考え方は、サイドにいかに人数を配置してサイドを制圧するかである。

■心に残ったフレーズ

・布陣とスター選手はシリアスな関係にある。スター選手は布陣の拘束力を嫌う
・サッカーは世界のスポーツだ
・欧州で4-2-3-1が流行りだした時に日本は3-4-2-1を選択する
・5バックの超守備的で挑んだスペイン戦。1対0での敗戦をメディアは進歩と表現した
・選手選考をするうえで重きを置いたのはユーティリティ性。同じ技量なら複数のポジションできるほうがよい
・ボールを奪う位置が高ければ高いほど攻撃的、低ければ低いほど守備的
・プレッシングに不調はない
・中盤の守備的MFが守る部分はバイタルエリア。ここを突かれると危ない
・サイドを制するものが試合を制す
タッチラインは相手からプレッシャーを受けるのが180度。推進力が生まれやすい
オランダは小さな国。だから工夫が求められる
・技術の南米、戦術の欧州

■感想

私は、小〜高校までサッカーをやってきたが、戦術というのを教わらずにやってきた。そのため、今ままで大して頭を使わずサッカーをしていたんだなーということがこの本を読むとよくわかった。個人技を楽しむ、熱狂的な雰囲気を楽しむ、各国のサッカーの背景にある文化を楽しむなど、サッカー観戦には多くの楽しみがあるが、そこに「サッカーの戦術を楽しむ」という新しい項目が加わった。サッカー好きにはお勧めの本です。

■自分の生活を振り返って

「結果だけでなくプロセスを見ることで本質を理解する」ということが自分の日常の生活に生かすべきであると思った。今まで自分はサッカーのダイジェスト番組などを観て全てわかった気になっていたが、実際の試合ではダイジェストシーンに至るまでに非常に多くの工夫がされている。それを見逃し、ただの結果だけを見ていた。日常生活でも目に見える結果だけを見るのでなく、そこに至るプロセスを理解することで、物事を見る視野が広がるのだろうと思う。
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2008年12月05日

サッカー本3連続

今日は、「サッカーでお金を稼ぐ」という視点で職業を紹介している本を3冊紹介します。









■3冊の内容

サッカーに関係している人たちの仕事紹介と、インタビューが掲載されている。主に、マスコミ、クラブチーム、協会、コーチといったカテゴリー分けがされており、自分の興味ある分野を探しやすい構成となっている。これら3冊に登場するどの人にも共通するのが、心の底からサッカーを愛していて、なんとしてもサッカーで仕事をするという強い気持ちを持っている点。職業取得にいたる過程も記述されておりサッカー業界、スポーツ業界を目指す人には非常に参考になる内容となっている。

■心に残ったフレーズ

・恐怖はあった。でも、僕はスポーツ一本でやっていきたかった
・伝えたくても伝えられない人が多い中で、大好きなものに携わることができた自分は幸せだ
・試合取材には自分なりのみどころをもってのぞむ
・仕事を始めたきっかけはサッカー専門誌への売り込み
・仕事でも楽しむことを忘れずにサッカーを観る
・人と会うことも大切な仕事のひとつだと思います
・人とのつながり、一期一会が重要。だからこそ人間力が必要
・愛しているからこそサッカーに関係する仕事に付けた人がほとんど
・大変な仕事だけど大変だと思っていない
・全ては、働きたいという情熱から始まる
・サッカー界を支えるために努力して、能力を持った方にはチャンスが広がっているのがサッカー業界
・コネを作ることもまた、個人の努力である

■感想

サッカー業界で働きたいと考えている私にとって、非常に興味深い本でした。狭き門であるサッカー業界に入るためには、色々な能力の中で特にバイタリティと行動力が必要だと感じました。
「人は何のために働くのか」というのを私は良く考えるのですが、本書に出てくる人々は、この問いに対して迷いなく答えられるのではないかなと感じました。





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2008年12月01日

12年目の真実 マイアミの奇跡を演出した男

サッカー選手、前園真聖の本を紹介します。





■書評(要約)
最高の輝きを放っていたドリブラー前園真聖が、何故表舞台から姿を消したのか。スペイン、セビージャへの移籍破談によりモチベーションを失ってしまった同選手は、自分を立て直すことができないまま世界のリーグを転々とする。スターが体験した挫折と苦しみが凝縮された本となっている。

■心に残ったフレーズ
サッカーメンタルスポーツ。メンタルが充実してないと良いサッカーなんてできない
・アルゼンチン留学であそこまで、敵意に満ちた視線を浴びるとは思わなかった。彼らは死に物狂いでやっているのだ
・後ろ向きな思いを打ち消してくれたのはサッカーだった
・アルゼンチンの選手は練習中から目の色を変えてやる。削りあうぐらいに。ボロい部屋に押し込まれながらあの環境で生きれば必然的にハングリーになる
・サッカーできないことがサッカー選手には一番辛い
・最近のサッカーは戦術重視になってきているけど、最後はアイディア勝負
・海外チームにいって自分を認めさせるには、自分のプレーを少しずつ確実に見せていく。できることをアピールする
・セルビアにいる頃から孤独を感じるようになったんだよね。いきなり人が集まってはすーっとひいていく
・プロになった以上、彼らにとってのサッカーは仕事なんだから、どんな場面でも結果をださなければいけない

■感想
私が中学生の頃、前園選手はアイドルだった。日本のオリンピック代表のサウジアラビア戦の活躍は今でも鮮明に覚えている。そんな同選手が表舞台から姿を消してしまったのは、ちょっとした紐のかけ違いだった気がする。もし、どこかで自分を立て直せていたなら、中田選手と同等の活躍ができたのではないかと私は思う。

■自分の生活を振り返って
私がこの本を読んで一番強く感じたのは、モチベーションの大切さ。
前園選手の失敗は、モチベーションコントロールの失敗につきるのではないかと思う。大きな失敗をした時、期待していたことができなかった時、人はモチベーションを保つのが難しい。私も、仕事で失敗した時、雑用をさせられている時など、モチベーションを失ってしまうことがよくある。しかし、辛い時こそ、気持ちを強く持たないといけないのだなということが前園選手の言葉からよく伝わってくる。同じサッカー選手の中村俊輔が言っていた「腐っている時間がもったいない」という言葉が、改めて心に湧き上がってきました。
posted by コニ at 10:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

プロの学び力

「プロの学び力」を紹介します。




■書評(要約)
ビジネスパーソンの学びは、スピーディに且つ成果に直結する知識を取得することだ。「何故、学ぶのか?」、「学んでどうなりたいのか?」をはっきりさせ、学びたい分野の全体像を把握することが最初のステップとなる。知識を得て使うことだけで満足せず、その知識
の体系、本質まで掘り下げて理解することで稼げる知識となるのだ。

■心に残ったフレーズ
社会人の学びは、自分のなりたいキャリアとリンクさせるべき。
・目の前の業務で取得すべき知識が、将来のキャリアと乖離している時は、将来にどのようにつながるかを考えるべきだ。
・毎日1時間よりも、毎日30秒勉強できるようにする
・優れた「本質」は一言で説明できて、なおかつ2時間でも語ることができる

■感想
社会人にとって非常に役立つ本だと思います。学生時代のインプット式の勉強から脱却できていない私にとって非常に多くの学びのヒントがある本だと思います。全体を把握してから勉強する、アウトプットを意識する、といったことはすぐにでも試していきたいと思います。勉強方法に悩んでいる人にはお勧めだと思います。

■自分の生活を振り返って
「全体像を把握しろ」、「一言で言ったら何なの?」、「アウトプットはすぐ出せ」、以上の3つが最近、私が怒られた事ベスト3です。本書に紹介されている勉強方法は、まさに私ができなかったことに対する解決策を提示してくれていると思います。本書を参考にして、自分も一から勉強しなおそうと思います(>_<)
posted by コニ at 08:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

頭がいい人の聞く技術

「頭がいい人の聞く技術」という本を紹介します。




■書評(要約)
ビジネス、そして日常生活の中で、人の話を聞くというのは非常に重要である。聞くというのは、言葉の意味を追うだけでなく、表情や言葉の背景から相手の気持ちを察知して、相手が望むことを理解すること。そのためには、普段の何気ないコミュニケーションなどから、他人の価値感、状況を把握できるように注意深くリスニングするスキルを鍛えなければならない。

■心に残ったフレーズ
ビジネスマンの仕事の大半は人の話を聞き、人の気持ちを察すること
・自分の都合の良いよう解釈して理解しようとする人は、人の話を聞けない人間
・聞く技術が高い人は、他人がさりげなく言った情報を記憶しておいて関連性を持って話を聞く!そして蛇足な質問はしない

■感想
色々な観点から、聞く技術を語っているため発散している感はあるが、多くの示唆が含まれた本だと感じました。本書に紹介されているポイントを読むと、普段自分がおかしているコミュニケーションミスが何故発生したのかわかる気がします。

■自分の生活を振り返って
「空気を読め」と仕事で注意されることがあるのですが、それは私が聞く技術が低いからだということだなと思います。特に自分が犯しがちなミスは、相手の言葉だけを拾ってしまいその背景への考察が足りていないことかと思います。言葉の裏にある心を把握できるよう、もっと人が話しているときには集中して聞くようにしたいと思います(-_-;)
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2008年11月25日

察知力

サッカー選手:中村俊輔の「察知力」を紹介します。





■書評(要約)
中村俊輔選手が欧州サッカーリーグで成功を収めている最大の理由は、察知力を持っていることだと言う。周りは何を望んでいるのかを観察し察知し、自分らしさをチームの中で最大限に生かす方法を常に考えている。また、自分に足りない能力を察知し、どのようにして克服するかを明確なロードマップに落としひたむきに努力していることが、彼の華やかに見えるプレーの原動力となっている。

■心に残ったフレーズ
・自分勝手な動作はしない。相手が求める動きをする
・ただ漠然と練習、努力をしても仕方がない。弱点を把握してそこを強化してこそ意味がある練習となる
・言われたことをただやっても価値はない

■感想
とても面白い本でした。サッカーだけじゃなくてビジネスでも何にでも適用できるエッセンスを提供しています。下手なビジネス書よりも説得力があって且つわかりやすい、素晴らしい本だと思いました。

■自分の生活を振り返って
今まで、サッカーの練習といっても漠然とボールを蹴っていたし、勉強にしても適当にやっていたと思います。前回会社で担当していたプロジェクトで、先輩に言われたことを思い出しました。「自分の中で何が価値あることなのか把握してください、また他人のすごいと思うところで自分も真似したいことかは何かを明確にしてください」

できる人って、同じようなことを考えているんだなー





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